トレードで安定して利益を出し続けるには、常に一貫性のある根拠でトレードを仕掛けなければなりません。
一貫性のないトレードをしてしまうと、一気にギャンブル要素が増してしまい損益が不安定になります。
今回は、一貫性のあるトレードがいかに大切かということを、ドジャースの大谷選手の例を用いて解説します。
一貫性のあるトレードをすることができない理由
チャートを見ていると、つい、「ここも取れそう、あれも取れそう、こうなったからこうだな！」と、
感情に基づいた売買判断を無意識に下してしまうことが多々あります。
そしてポジった後も、「含み益がなくなりそうだから逃げないと！」「含み損になった…もう少し耐えればきっと…」などど、感情に支配されがちです。
この状態では、トレードがギャンブルになるため、長い目でみて勝ち越すことは不可能です。断言します。
そこで、「一貫性のあるトレードをしましょう！再現性がないと勝てないですよ！」
ってよく言われるやつを考えることになるのですが、
「わかっていてもその通りにできねぇんだわ！感情がうるさくて…」という方も多いのではないでしょうか？
こうなってしまう理由は、一貫性の大切さが腹落ちしていないから。だと思われます。
頭ではわかっているけども、行動が伴わない状態。わかっているだけでは甘いんですね。腹の底から得心していないと、行動に反映させることができないわけです。
一貫性のある立ち位置で偉大な結果を残した大谷選手
2024年、ドジャースの大谷選手は50－50（50本塁打・50盗塁）という前人未踏の記録を打ち立て、勢いそのままにワールドシリーズも制覇、MVPとなりました。やばすぎですね。
そんな大谷選手も「一貫性」を大切にしています。６月頃には、打席に入る際にバットを置くルーティンを始めたとして話題になりました。
引用元：大谷翔平の新ルーティン、打席でバット置き 確認していることは 導入後５戦で打率４割５分 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ
トレードもこれと全く同じで、自身の「構え」がバラバラではうまくいかないわけです。
どんなチャートであれ、「こうなった時だけ入って、こうなったら利確・損切りする！」という「構え」が非常に大切。
「大谷選手は一貫性を大事にしてメジャーでMVPになった。」
これ以上に一貫性の重要性を腹落ちさせない理由はないのではないでしょうか。
イチローや松井選手など、偉大な選手はいずれもルーティンを大切にしてきました。
松井選手はインタビューでよく「甘い球をしっかり打てました」的な言葉を使っていた印象があります。
ボール球に手を出さず、甘い球だけを確実に仕留める。野球もトレードも本質は同じです。
ならば我々も一貫性を持とうではありませんか！
入口だけでなく出口にも一貫性を持たせよう！
一貫性の大切さが腹落ちしたぞ！同じ根拠でトレードすれば良いのだね！
ユーチューブで見つけたあの手法で早速ポジるぞ～！
ちょっと待った！！！
同じ根拠でポジションを持つだけでは一貫性があるとは言えません。
トレードはポジションを手仕舞いするまでがトレードです。
「この位置でこうなったら入って、こうなったら利確してこうなったら損切りする」
入口と出口に一貫性も持たせてようやく一貫性があるということになります。
こうすることでその場の感情に支配されるリスクを軽減することができます。
感情自体は無意識に湧き上がってくるものなので、排除はできません。湧き上がった感情に飲み込まれ、支配されないために、一貫性が役立ちます。
入口と出口に一貫性を持たせるためには、それ相応の検証が必要です。
あらゆるチャートを経験し、自身で納得のいく優位性のある型を見つけ出さなければなりません。
検証することで腹落ちもします。地道ですが…
一貫性を保てば期待値に沿った結果が出る
例えば桃鉄をするとして、サイコロの目が１～６の通常のサイコロと、２～７の特殊なサイコロで戦ったならば、どちらが勝つでしょうか？（カードの使用は無しとして）
出だしこそ連敗することもあるでしょうが、長くやればやるほど、出目が２～７のサイコロの方が勝つのは明らかですよね。
100％勝てる手法は存在しません。
仮に勝率60％程度として、リスクリワード1：1取れれば、トータルで負けることはないのです。
トータルで負けないためには、１つの手法で固定しましょう。
１つの手法で固定すれば、その手法の期待値に沿った結果が出ます。
１つの手法に固定していれば、連敗しても全く問題がなく、試行回数の積み重ねが利益をもたらします。
まとめ
ズバ抜けた結果を出すには、偉大なアスリートのように一貫性のある行動を取ること。
一貫性のある行動を取るために、何にどのようにして一貫性を持たせるのか？自身を深掘りしていくこと。
とても難しいですが、だからこそ面白い！
あなたにとっての一貫性を見つけるきっかけになれば幸いです。
最後までご精読ありがとうございました。
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