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ダウ理論でやりがちな失敗と対処法

FX

トレードをかじったことがある人なら誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「ダウ理論」

超有名な理論ですが、今回はダウ理論でよくやりがちな失敗とその対処法をご紹介します。

ダウ理論の理解が深まると、エリオット波動への理解も深まり、総合的な力が付いてきます。

なので初心者の方はぜひとも学んでみてください!

前回解説の「初心者でもエリオット波動を使ってトレードすることができる方法!」はこちら。

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ダウ理論を超簡単に言うと

ダウ理論をググると「6つの原則」というものがつらつらと書かれていますが、6つのうち、

「トレンドは明確な転換サインが出るまで継続する」

とりあえずこれだけ抑えとけばOKです。これを裏読みしますと、

明確な転換サインが出ない限りは、チャートがどんなに転換したように見えても、転換と思い込んではいけない。見切り発車でトレードすると痛い目に合うぞ!

という意味が込められています。

安値の更新ができなくなって、高値を更新し始めた = アップトレンドへ転換を疑う

高値の更新ができなくなって、安値を更新し始めた = ダウントレンドへ転換を疑う

というイメージです。決してすぐに「転換した!」と決めつけてはいけないです。

実際のドル円チャートで解説

下記の画像で解説しますと…

これまでずーっと安値更新し続けていたところ突如急騰し、青水平線の戻り高値を上抜きました。これにより、ダウントレンドは一旦終了となります。

この時点ではまだアップトレンドになるのかダウントレンドになるのか未確定な状態です。あえて言うならば「アップトレンドになる可能性が高めである」くらいでしょうか。

トレンドレスな状態なので、再びダウントレンドに戻ることも十分に考えられます。

というのも、ダウ理論では、もう一度高値を更新した瞬間に、アップトレンド入りしたことが確定するからです。

その後、赤で示した細かな高値安値の切り上げがありましたが、こういったボラティリティが小さいゲジゲジした値動きに固執してはいけません。

こうしたボラティリティのない場面は手出し無用な場面です。何とか取ってやろうとチャートに張り付いていると、そのうち方向感を失います。そして無駄撃ち連発で往復ビンタをくらうなど、墓穴を掘ることになるでしょう。

やがて一旦大きく沈んだ後、高値を更新しました。

これにより、トレンドレスからアップトレンドに転換し、押し安値も確定しました。

画像の中に「押し安値?」と記載した部分については、判断がわかれるところです。

トレーダーによっては、小まめに安値を押し安値として見る人もいますが、大切なことは、「多くの人が注目している高値や安値」を見ることです。

多くの相場参加者の意見が一致しているということは、それだけ「相場を動かすエネルギーが蓄えられている」ということができるからです。

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ダウ理論でやりがちな失敗

ダウ理論はトレンドを把握する上で優れた理論ですが、「トレンド発生の確定まで待っていては遅すぎる」という短所があります。

どいうことかというと、

このように、ダウ理論でのトレンド転換の確定を待ってエントリーすると、高値掴みになることが多々あります。

私もこのミスを何度もやらかしてきました。高値更新のタイミングは瞬間風速的に勢いが出るので、慌てて跳びつきたくなります。ですが、トレードというものは、伸びきったところで入っていては勝てません。

【対策1】横軸を見る習慣をつけよう

チャートが伸びきったところで跳びつかないためには、横軸を見ることが効果的です。

横軸とは、チャートが横に進む期間の長さのこと。通常、上下の縦軸(価格推移)にばかり着目しがちですが、横軸はとても重要です。

チャートは通常、推進波と修正波が交互に現れますから、修正波の横軸を見極められるようになると、推進波を捉えることが容易になり、勝ちやすくなるわけです。

横軸を確認する習慣をつけることで、安易な跳びつき買い(売り)を防ぐことができるようになります。

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【対策2】フィボナッチを使って2波の終点を探る

フィボナッチの23.6~38.2のソーンで転換することがよくあります。波形としてキレイなN字になるため、大衆心理から考えても、転換しやすい位置なのです。

図解のように、

  • ダウ理論で1波を確認する
  • 1波の頭を100、1波の起点を0とする形でフィボナッチを当てる
  • 2波が23.6~38.2のゾーンで反転しやすい性質を利用し、ゾーンに到達したときだけエントリーする

以上を徹底することで、跳びつき買い(売り)をすることはなくなるでしょう。

2回目の高値更新を待っていては遅いので、1回目の高値更新からの下落を狙って入ることで、利益が大きく、損失は小さく、質の良いトレードを仕掛けることが可能となります。

損切りすべきは1波を下回った場合。損切り位置が明確なのは、ダウ理論のやりやすさでもあります。

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まとめ

  • ダウ理論をそのまま用いると、跳びつき買い(売り)を誘発する
  • 跳びつかないために、横軸を確認して冷静になる
  • フィボナッチを当てて、押し目買い、戻り売りでエントリーすることを心がける

以上、ダウ理論でやりがちな失敗と対処法でした。跳びつき癖で悩んでいる方のお役に立てば幸いです。最後までご精読ありがとうございました。

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